僕の生きる道 | メロンパンブログ

僕の生きる道

「何をやらせても上手くやる人」より、「何かをやらせたらピカイチ」
そんな人に憧れます、ケイです。こんばんは。


さて、いきなりこんなことを言ったのには訳があるのです。
それは、イケメンさん方のお笑い志向。

なんでコッチの畑にまでやってくるの!いいじゃん、あなた方にはあなた方が耕した立派すぎる畑があるんだから!それともなんですか、ブサイクは敵ですか?欲しがりません勃つまでは、の精神は忘れてしまいましたか?

そもそも顔がいいってだけで、何でも許される世の中に鬱。


いつの話だったか、あれはそう、たしか俺が高校2年の頃だった。
あまりの俺の女っ気の無さにいたたまれなくなった一人の友人が、わざわざ合コンをセッティングしてくれたことがあった。

「余計なことしやがって、いらんお世話だよ。」

精一杯の強がりを吐き捨てる俺、その日のうちに初めての携帯電話を買ったなんてことはどうでもいいじゃないか。青春の淡い希望というものだよ。

そんな淡い期待と、久方ぶりの女子との触れ合いに、俺の頭はパンク寸前。
とりあえず俺は喋った。喋って喋って喋り捲った。

あの頃、俺は若かったんだな。
相手がポンキッキーズみたいな子達だと言って、早々にやる気をなくして二人だけで適当に喋っているイケメンの友達ら(以下A,S)を横目に、俺はなんとかこの場を盛り上げなくては、と躍起になっていたんだから。

けれど、合コンも終わりなんとか場を盛り上げることは出来たかな、と自分でその日の振り返りをしつつ、セッティングしてくれた幹事の奴の家で男だけの二次会をしていた時、俺は自らの過ちに気づいた。いや、正確には気付かされた、だ。

急に幹事の奴が、今日のみんなの印象を聞いてみよう!と言い出す。
もちろん「みんなの」というのは建前で、どうやら俺一人の感想を聞こうという魂胆だったらしい。あなおそろしや。こいつは本気で俺を男にしたかったみたいだね。

「あ、もしもし?今日はお疲れ~。うん、あはは~。そっか~。ふ~ん…」

なんだ?なんなんだ?その尻すぼみなテンションは?

「な、なんて言ってたんだよ!?」

たまらず問いただす俺。すると、一言。





「A,Sはクールでかっこいい。」だって。


あ、あははは。
お前ら役得だな、黙ってても果実が成るのね。

ん、待てよ? 俺は?俺けっこう頑張って盛り上げたのに感想無し?
印象に残ってないってことはないでしょ~。
と、友人がポツリ。





「やたらガツガツしてる人いたね。」って。



これが僕の生きる道。



ケイ