我が家にあいつがやってきた
ほんとここ最近、呆れるくらいに土俵際を放置しっぱなしです。
それでもちょこちょこ訪れてくれる皆様、あんたら最高。そしてアホ。
今日なんてとあるやんごとなきお方から、20000HITはアタシだから2万振り込めですって。
ほんと素敵すぎる。
それを言いたいが為に仕事中に何十回も更新ボタン押してる貴女は素敵すぎる。
まぁ期待してくれてる人がいるってことは嬉しいですけども。
きっとこの不定期更新は改善できません。
ちょっと仕事でいっぱいおっぱいです。
あぁ、そういやおっぱい見てないな~、生チチ見てないな~。
見るのはひたすらにブラウン管の向こう側。
流れる音楽はブルーハーツの「青空」
ただ、一つ。一つだけ僕の中での性活に大革命が起きました。
オナカップじゃありません。あれは使いすぎてちょっと亀頭の辺りが真っ赤になったのを境に使用を控えています。そんなことはどうでもいいんです。
とうとう我が家にあいつがやってきたんです。
あいつをどれだけ心待ちにしていたか。このデジタル社会に反発すること数年。
ついに我が家はその社会に迎合したのです。
そう、DVDデッキです。
もうね、狂喜乱舞ですよ。
妹がカトゥーンだかなんだか訳の分からん連中のDVDを買ってしまったので仕方なくデッキを購入したんです。ナイス妹。ナイスカトゥーン。
ってか妹は一体買ってもらえなかったらどうする気だったのだろう。そこら辺の猪突っぷりは俺も見習っていきたい。
さて、晴れてDVDを鑑賞出来る環境は整った。
後はいかにそのデッキを俺の部屋に持ち込むかが問題です。
なにせ俺はソフトを持っていない。エロを除いて。
俺が映画とか音楽のDVDを一つも持っていないことはもちろん妹も知っている。
ということは、
俺がデッキを持ち込む=何かしらのイヤラシイ目的があるの方程式を連想させてしまうことになる。
社会人として、兄として、妹にそのような連想ゲームを強いることはしのびない。
どうする?どうする、俺?
PS2のオマケを見てみたいとかか?いや、ムリがある。
考えろ、考エロ。
あぁ、ダメだ、エロを見たい。エロが見たい。
もうどうなってもいいや、とりあえず行き当たりばったりでいこう。
俺「なぁ、そのデッキ貸してくれよ」
妹「あれ、お兄ちゃんソフト持ってるの?」
俺「あぁ・・なんとなくね。」
妹「なんとなく、って何?」
俺「知るかよ!無いことはないんだよ!」
妹「意味分かんない。まぁいいよ、勝手に持っていって。」
「何とかなるもんだな。」
何ともなっていない現実からひたすらに目を背ける様に呟きながら、DVDをセット。
そして満を持して取り出したエロDVDのパッケージを満面の笑みで眺めていたら、
「お兄ちゃん、カトゥーンのDVDいれっぱなっしだった!」
勢いよく開け放たれるドア。
思わず放り出したエロDVD。
そしてなだらかな放物線を描いてソレは妹の足元へ。
「フーン」
そう言って彼女は去っていった。
立ち去る妹の背中を見送り、そっとDVDを拾う俺。
割と、本気で泣けた。
涙目で見た初めてのエロDVDは、
割と、本気でヌケた。
そしてデッキを返しに行った時の妹の顔は、明らかに侮蔑の目だった。
あの日、俺が見てヌイたDVD。
『悪戯新入社員』
妹よ。
兄ちゃん、仕事はしっかりやってるからね。
ケイ